業界未経験からエンジニアへの転職を考え始めたとき、資格を取得しようとする人は多いと思います(私はそうでした)。ネットで調べると、おそらく基本情報技術者とITパスポートの2つの資格がまず選択肢として浮かんでくると思うので、これらの取得を考えている方は多いのではないでしょうか。
ただ、やはり気になるのは「この資格をとって意味はあるのか?」というところですよね。
- 転職に資格は必要なのか?
- 資格があると転職に有利になるのか?
上記のような疑問を抱えて資格取得をためらっている方も多いと思います。
ここでは先述した資格のうち、私が最近取得した「ITパスポート」に関して、その必要性について個人的な考えを記載していきます。ITパスポートの資格取得を検討されている方に少しでも参考になれば幸いです。
転職には不要。ただ個人的にはオススメしたい!
結論から言ってしまうとITパスポートを取得しても「転職する際の直接的なメリットは無い」ようです。
エンジニアさんにお話を聞いたり、プログラミングスクールのカウンセリングで聞いたり、ネットで調べたりしましたが、結局大事なのはスキルなので、資格(未経験でも取れる簡単なやつ)の有無は関係ないという意見が多かったです。
また、実際に転職の面談でも特にトピックには上がらなかったです。(基本情報については、ポジティブに捉えてくれた会社さんがいました)
ただ、個人的にはITパスポートを取得して良かったと思っています。その理由を以下に記載しますので、少しでも共感された方は是非資格取得を検討してみていただきたいです。
ITパスポート取得のメリット
個人的に感じたITパスポート取得のメリットは以下の2つです。
- 転職に向けて第一歩を踏み出せる(モチベーション向上)
- PC周りやIT業界の基礎知識が得られる
転職に踏み出す第一歩になる
突然ですが転職ってとても大変だと思うんです。今の環境を捨てて新しい環境に飛び込むというのは精神的にかなり負荷がかかります。業界や業種を変える転職だとなおさらです。
なので、IT業界にチャレンジしてみたいという思いはあるけれど、なかなか一歩踏み出せない方って少なくないはずです。
そういった方々にとって、ITパスポートはいい踏み台になると思います。難易度も低く、1週間まじめに勉強すれば合格できるレベルです(試験も毎週受けられます)。勉強する中でIT分野にもっと興味が出てくるかもしれませんし、やはりなんだかんだで資格として形に残るのは結構嬉しいものです。
私自身、ITパスポート取得をきっかけにスイッチがだいぶ入ったように思うので、色々悩んでいるそこのあなたには「とりあえずITパスポートとってみては?」とお伝えしたいです。
ITパスポートの勉強で得られる知識
ITパスポートの勉強で得られるIT分野の知識としては以下のようなものがあります。
- PCの基本(CPU、メモリ、HDD etc)
- ネットワークの色々(IPアドレス、ルータ、LAN、ドメイン etc)
- セキュリティの色々(ファイヤーウォール etc)
恐らく、普段PCを使っていて目にしたことはあるけど、具体的にどういうものかはよくわかっていないようなキーワードが多いと思います。ITパスポートを勉強すればこのあたりの知識が身につくので、仮に転職しなかったとしても、一般レベルからすればPCに結構詳しい人間になれるはずです。
注意上記の他にもビジネス戦略とかプロジェクトマネジメントの知識も出題範囲です。(マネジメントはエンジニアの仕事にも関わるので必要かもしれませんが、ビジネス戦略って必要ですかね??)
まとめ
ITパスポートの必要性について個人的な意見を記載しました。IT業界への転職に影響はないものの、資格をとることで得られるものは多いです。
IT業界への転職を考えている、まだ活動を始めたばかりという方には、きっかけ作りと知識習得のためにITパスポート取得をオススメします。
ちょっとでも興味があるなら、今日にでも本屋に寄ってITパスポートの参考書を買ってみましょう!!
以下は参考までに著者が使用した参考書です。イラストが多く、イメージをつかみやすいのでオススメです。
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